海難現場に送り込まれる海上保安庁最高峰の救助部隊、特殊救難隊。その割合は0.3%。彼らの日々は訓練に次ぐ訓練。特殊救難隊が向かう現場は座礁船や転覆船、火災船などの極限現場。もう1つ、大切な訓練が自分たちで帰るサバイバル訓練だという。要救助者の状況次第では現場に置いていかれることもあり、それを想定しているのだという。この日、茅ヶ崎漁港で全国の潜水士・機動救難士の中から選抜された特殊救難隊の新人研修隊、通称ひよこ隊の計6名が参加する訓練が行われた。烏帽子岩に泊まって訓練するという。そのサバイバル訓練に密着した。烏帽子岩まで1.5kmを泳いでいく。潮の流れを読んで目的地に到達する訓練だという。泳ぐこと30分、突然の終了のアナウンス。これも突然の司令に反応するための訓練。研修生たちはボンベを背負って再び海の中へ。推進38mまで潜り、窒素酔いがでやすい水深でも冷静に作業ができるかという訓練だという。誰もが悪戦苦闘する中、成功したのは6人中1人だけだった。出港から1時間半、烏帽子岩に上陸。ボートを守って安全に上陸できる場所を見極める。研修生らは訓練の内容を知らされていないという。烏帽子岩は電気なし・水道なし・トイレなし。風も強く、難しい海難救助の条件が揃っている場所。すぐさま訓練開始。波の力を使って上陸する訓練を行う。
