名古屋市のあいちフィナンシャルグループと、三重県の三十三フィナンシャルグループは経営統合に向けた競技を行うことで最終調整を進めている。あいちフィナンシャルグループ傘下にある銀行は去年1月に愛知銀行と中京銀行が合併、三十三フィナンシャルグループ傘下の銀行は2021年に三重銀行と第三銀行が合併してできた。今回は更に県境を越えて再編に踏み切るかたちで、統合が実現すれば連結総資産は11兆円を超える規模となる。金融業界では「金利のある世界」が本格化する中、異業種も参入して競争が激化しており、地域の営業基盤を固めるためには大掛かりな再編が必要だと判断したとみられる。今年3月には群馬銀行と第四北越銀行のグループが経営統合で最終合意したほか、静岡銀行のグループと名古屋銀行も経営統合に向けた協議入りで基本合意するなど、地方銀行の間では県境をまたいだ再編が加速しており今後さらに活発になることも予想される。
