東京世界陸上で3個目の金メダル獲得を目指している競歩の山西利和選手。今年2月に行われた選考大会で20キロ競歩の世界新記録1時間16分10秒を叩き出し東京世界陸上の代表を決めた。世界陸上ドーハで金メダルを獲得した後、パリ五輪の選考会で競技人生初となる失格を喫し、今回の世界陸上の代表に落選したら引退を覚悟していたという。東京五輪で金メダルを獲得したライバルでもあるマッシモ・スタノにパリ五輪代表落選の旨を伝えると練習パートナーになってくれとの申し出が。1ヶ月半ともに練習しすべてを見直すきっかけを掴んだ山西は今年2月に日本選手権で世界新記録を出した。東京世界陸上ではスタノとの勝負にも注目が集まる。