ドイツで23日に行われる総選挙について。最新の世論調査で首位に立つのは中道右派の最大野党「キリスト教民主社会同盟」、メルケル政権で与党だった政権。次いで極右と批判を受ける「ドイツのための選択肢」、一方ショルツ首相の「社会民主党」と連立を組む「緑の党」と続く。「ドイツのための選択肢」のアリスワイデル共同代表が訴えるのは移民政策の転換。ドイツではナチスへの反省から基本法で迫害された人に亡命の権利が保証されているがワイデル氏は国境の事実上の閉鎖、“再移住(返還)”を口にする。トランプ政権のキーパーソン、イーロンマスク氏も登場し“自国第一主義を追求すべき”を主張する。ワイデル氏はバンス副大統領とも会談。先月下旬、最大野党・キリスト教民主・社会同盟で首相候補のメルツ氏も移民政策の厳格化を主張。厳しい政策を訴え選挙戦を有利に運ぶ狙いだが、右翼との協力ということで市民から反発も。
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