演歌歌手の伍代夏子は物心がついた頃から、歌手になると思い込んでいたといい、高校1年の時、渋谷を歩いているとキレイな女性を呼び止め、名刺を配る男性を発見。伍代は男性の前を歩いては戻るを繰り返し、名刺をゲットした。モデル事務所だったため、演歌歌手になる望みはなかったが、芸能プロダクションのボイストレーナーを紹介してくれた。82年、星ひろみとしてデビューを果たすも、芸能プロダクションの社長が夜逃げした。その後、レコード会社でお茶くみとして働くなか、改名などをするも泣かず飛ばずで、ソニーへ移籍。スター街道を歩むこととなり、紅白歌合戦には22回出場。初出場の紅白は直前まで緊張しておらず、「私、度胸ある」と俯瞰で捉えていたなか、パフォーマンスした記憶がなかった。映像で見返すと堂々たる姿で、「これ、私?」と困惑したという。