千葉県・鎌ケ谷市にある鎌ケ谷市立第二中学校に通っている陸上男子100m界の未来モンスター片山瑛太くんは中学3年生で身長169cm。近年では男子100mは次々と10秒の壁を突破し、8月の世界陸上ではサニブラウン選手が日本勢初の2大会連続で決勝を進出を果たすなど世界の頂点へ接近している。瑛太くんが有名になったのは今年8月に行われた第51回関東中学校陸上競技大会男子100mの予選でタイム10秒56と中学タイ記録となった。中学時代のサニブラウン選手のベストタイムを0秒32差で上回り、17日後には全国制覇し名実共に世界最速ランナーになっている。瑛太くんの夢は9秒台を乗る選手になりたいと話している。中学時代のサニブラウン選手は陸上強豪校・城西学園で後に東京五輪ピックコーチに英才教育を受けていた。瑛太くんの練習環境を聞くとグラウンドは雨で水たまりができる砂地で100mを真っ直ぐ走れるだけの広さも無いためコンクリーの上で練習をしている時もあるという。指導する顧問の先生は「教員になってずっと陸上部の指導はしているが10秒台出してから自分の手にはおえない」と話している。瑛太くんが通うのは普通の公立中学校で自己流トレーニングで中学歴代トップタイ記録を叩き出している。全国大会に密着するが瑛太くんを追う同世代は強者揃いで中学歴代記録トップ点の中に同い年の選手が3人も入っていた。鹿児島の安田選手とのベストタイムの差は僅か0秒05差だという。