全国植樹祭の式典に出席するため岡山県を訪問している天皇皇后両陛下は、きょう倉敷市真備町を訪ね6年前の西日本豪雨で大きな被害を受けた町の復興状況を視察された。両陛下が訪問されたのは、決壊した小田川の堤防の上などに倉敷市が復興のシンボルとして整備している公園。倉敷市真備町は平成30年7月の西日本豪雨で地区の3割が水につかり、災害関連死を含めて74人が亡くなった。両陛下は倉敷市長から堤防の強化や宅地のかさ上げなどが進み、住民のほとんどが戻ったことなどについて説明を受けられた。そして住宅などの再建が進む市街地に向かって深く一礼された。このあと水害を経験した住民3人と懇談し、天皇陛下は「何が一番ご苦労されましたか」などとことばをかけられていた。両陛下は今夜、東京に戻られる。