将棋について。きょう叡王戦の最終局となる第5局が行われる。藤井聡太八冠が勝てば八冠独占達成後、5つ目のタイトル防衛。一方の伊藤匠七段が勝てば初タイトルとなる。この2人、同い年どうしの注目の対局。藤井さんはこれまでに24回、タイトル戦に登場しているのだが、そのうち最終局までいったのは1回だけ。これは藤井さんが強すぎて最終局にいく前に勝負がつくことがほとんどだったから。今回の最終局はそれだけに今回の注目度が高い。きのう、開催地の甲府市で開かれた前夜祭。2人が意気込みを語った。対局場が設けられる甲府市のホテルは対局を心待ちにしていた。このホテル、実は将棋界では有名な所。これまでにこのホテルで行われたタイトル戦は13局。このうち8局で決着がついたことから決着の宿とも呼ばれている。最終局に臨む2人を迎えるスタッフの緊張感も高まっている。先導と呼ばれる棋士の身の回りを世話する職員。鉢合わせしないように部屋を出るタイミングやルートにも気を使うそう。歩くスピードにも細心の注意を払っている。