競泳 国際大会代表選手選考会で、200m平泳ぎの代表を目指しているのがバローホールディングス/東京ドームスポーツ所属の今井月。池江璃花子選手とともにスーパー中学生と呼ばれ、将来を期待されていたが、2018年以降、日本代表から落選。それでも、去年6年ぶりに日本代表に復帰。泳ぐことがトラウマにまでなっていた中、なぜ復活できたのか。2013年4月の日本選手権で今井は中学1年生で3位になる。更に高校1年生でリオ五輪に出場。しかし、オリンピック以降、思うような結果が出せず、代表からも落選。当時を振り返り、今井は「誰かに泳ぎを見られるのも嫌になるくらい自分の水泳に全く自信がなかった」「練習に行くのもストレスだし、もちろん泳ぐのも嫌だし 練習でさえスタート前に震えたり怖い」などと振り返る。悪循環から抜け出せないまま、東京五輪出場をのがした。このままでは終われない。2021年秋、初心に戻るため、練習拠点を東洋大学から東京ドームスポーツに変更した。東洋大学か 水泳部は萩野公介さんや大橋悠依選手ら7人の五輪出場者を輩出している。原点に帰った今井選手は、だいぶ元気になってきたと笑顔が戻ってきた。さらに原点に帰ったのは環境だけでなく、これまで複数の種目に挑戦していたが、平泳ぎに専念。2022年8月の日本学生選手権で7年ぶりに自己ベストを更新した。あsらに翌年にも自己ベストを更新し、日本選手権優勝し、6年ぶりの代表復帰を果たした。今井月は、自分自身で結果で証明したい、等と話していた。