インフルエンザに関する疑問。疑問「今年のインフルエンザの特徴は？」。流行しているのは、インフルエンザA pdm09型。症状は、発熱、頭痛、せき、のどの痛み、筋肉痛、全身倦怠感、下気道感染を引き起こすことが多い。いとう王子神谷内科外科クリニック院長・伊藤博道は、「頭痛や吐き気、嘔吐など症状が重い人が多く感染力が強い」とコメント。疑問「年末年始に病院が閉まっていてインフルエンザ治療薬が手に入らない場合はどうしたらいいのか」。いとう王子神谷内科外科クリニック院長・伊藤博道は、「38℃を目安に解熱剤を飲んで安静に、水分補給を怠らずゼリー飲料などで栄養補給をすれば、5日程度で熱は下がる（基礎疾患などがなければ）」とコメント。年末年始備えておくと良いものは、市販のインフルエンザ検査キット、解熱剤、スポーツドリンク、ゼリー飲料、フルーツ。疑問「ワクチン接種していません、今から予防接種しても年末年始に間に合いますか」。いとう王子神谷内科外科クリニック院長・伊藤博道は、「予防接種してから効果が出るまで約2週間、年末年始には間に合わないが、5か月間効果が期待できるので接種したほうがいい」とコメント。
疑問「インフルエンザ患者が急増していますが、薬は足りていますか？」。有明ファミリー薬局薬剤師・小林和正によると、インフルエンザ治療薬について、必要数は確保しているが入荷に少し遅れも出ている。咳止め薬、たん切り薬、抗生物質について、発注しても入荷しない状態。有明ファミリー薬局は、年末年始は休まず営業。薬の年内最終入荷はきょう、年始入荷予定は1月6日→9日間入荷なし。咳止めなどは1月中旬まで入荷が遅れる可能性も。市販の解熱剤を選ぶ際の注意点としては、インフルエンザが疑われるときは一部の解熱剤は小児に起こりやすいインフルエンザ脳症のリスクが高まる→アセトアミノフェンの解熱剤を選ぶとよい。インフルエンザを予防するには、手洗い、換気、人混みでマスク。いとう王子神谷内科外科クリニック院長・伊藤博道は、「帰宅してからの口の中を清潔にする歯磨き、表面のウイルスを落とすシャワーなども有効」とコメント。年末年始、体調を崩したら、医療情報ネット（ナビイ）、こども医療電話相談「＃8000」。