授業中スマホを見る学生たち。夢中になっているのは闇バイトを疑似体験できるゲーム。友人が闇バイトに巻き込まれて失踪、友人を探し出すためSNS投稿などをチェックして「何にだまされ」「なぜ逃げ出せなくなったか」を追体験できる。教壇に立つのはゲーム制作者の一人 今井善太郎さん23歳。座学だけでなくこうしたゲームを通じて闇バイトの手口や恐怖を体感してほしいと活動している。身を守るすべを楽しく学べるようにするため去年、同世代の仲間たちと制作をスタート。今後全国約30の学校や自治体で教材として導入が予定されている。闇バイトを自分のこととして考えてほしいと開発を続けている今井さん。被害者を減らすために今最も力を入れていることは、ゲームの力を使って身の回りに必要な学びを作ることに情熱を燃やしていると話した。