渡辺篤史が到着し、齋藤さんの家族と挨拶をした。色々な植物があり、南アフリカの植物があったり2階のバルコニーに直接つながっている階段もあった。玄関に入ると土間になっていた。リビングへの入口はコンクリートのアーチとなっていた。そのアーチをくぐるとおよそ14畳のLDKで沢山の窓や高い天井がある開放的な空間であった。そして室内にもコンクリートの部分があちこちに露出していた。キッチンを見ると冷蔵庫は大きめで非日常的をイメージしたという。料理は主人のほうがこだわりがあるとのこと。椅子はアンティークショップのものでかなり古いという。ローストビーフサンドイッチを作り、家族全員で食べていった。この日はゲストとして赤ちゃんが生まれたばかりの建築家一家も来ていた。齋藤邸は設計から竣工まで3年半かかっているという。コンクリートの階段を登っていくと子どもたちも遊んでいるロフトスペースがあった。ロフトのドアを開けると屋上テラスへ行くことができ、外観にあった階段はこのテラスに通じていた。