カザフスタン南部の古墳群で日本とのつながりを示す青いガラスが発見された。黄金とともに埋葬されていたためガラスは黄金と同等の価値があったと思われるそう。また、この青いガラスと同じものが日本の遺跡からも発見されている。発見されたのは福岡・糸島市にある平原遺跡で、伊都国歴史博物館に青いガラスが展示されていた。両国のガラスをX線装置などで分析した田村さんによると、同時期に同じ工房でつくられたガラスではないかとのことだった。青ガラスは日本への経路の途中にあるモンゴルでも発見されていることなどから草原の道を通ってやってきたと考えられているとのこと。しかしこのガラスはカザフスタンで作られたものではなく、地中海沿岸で作られた可能性が高いそう。青ガラスとともに金層ガラス玉が埋葬されていたが、これはエジプトなどで多く発見されているため青ガラスもエジプト製の可能性があるとのこと。