フーシ派の参戦によって紅海を通る原油輸出ルートも封鎖される可能性が出てきた。ホルムズ海峡は事実上封鎖となっている。おととい日本に到着したタンカーは紅海を通るルートで入ってきた。日本船主協会の会長は25日の会見で「通常より大きな迂回ルートを検討する必要がある」と発言している。代替ルートは往復にかかる日数が約100日ホルムズ海峡通過ルートの約2.5倍。中東以外から原油調達の動きもある。資源開発大手「INPEX」はカザフスタンとアゼルバイジャンで生産する原油の一部を日本企業に優先的に販売するとしている。こちらもホルムズ海峡ルートの2倍以上の日数がかかり輸送コストが増加する。中東調査会・高橋主任研究員によると「有事の今高値でも原油を確保しておくのが現状唯一の手段、日本企業が権益を持つ多角化先がすぐに見つかったのは好材料」、中東依存からの脱却については「中長期的にはその段階に踏み切ると思う、数年で7割程度まで下げた方が良い」という。論点は原油輸入の代替ルート確定と調達先の多角化。田中道昭は「短期的に打つ手が限られている。最も有効な代替ルートが紅海のルート、閉じてしまう可能性は非常に低いと思う」などと話した。
