岩手・紫波町の駅前には役場、図書館などの公共施設、直売所や保育園が立ち並び、年間100万人が足を運ぶ。かつて、街が土地を購入したものの、財政難から手をつけられず、日本一高い雪捨て場とも呼ばれていた。再開発を主導した岡崎正信氏は最初にサッカーグラウンドを整備。さらに図書館、役場など普遍的集客装置の建設が決まってから、テナントを誘致した。入居するテナントは22にのぼり、空室は0。多様なテナントに魅力を感じ、親子4世代で引っ越してきた家族もいる。過疎化が進んでいた地域にもかかわらず、周辺地価は増加している。