アメリカの5月の雇用統計。非農業部門の雇用者数の伸びは市場予想を上回った。経済ジャーナリスト・後藤達也は「3月、4月も下方修正されたりしているので、年明けから10万人前半ぐらいの数字。あまり強い数字ではなく、弱めの雇用が続いているのが現状」などとコメント。OECD経済見通しで、アメリカの2025年の成長率は2.2%から1.6%に下方修正した。理由は直接的影響と不確実性。直接的影響は、関税によって値上げし消費が鈍る、コストが増えることで投資が減る、報復関税で輸出が減る。不確実性は、関税率や品目が流動的、雇用や投資の延期や中止。後藤が注目するのはベージュブック(地区連銀経済報告)。