寿都町の全域と、神恵内村の南端の一部について、「概要調査地区の候補とする」と示された。「核のごみ」の処分地の選定に向けた調査は三段階で、第二段階が上述した「概要調査」。ボーリングなどを行い、当該自治体に最大70億円が交付される。調査に進むには地元の市町村長、北海道知事の同意が焦点となる。鈴木知事は反対する考え。神恵内村の高橋昌幸村長は「村民の意向を確認してから、進むか退くか、決めることになる」と語った。寿都町の片岡町長はコメントを発表していない。「概要調査」に進むかどうか、調査の是非を住民投票で問うことになっているが、ほかの調査地域が現れるまではいずれも実施しない方針。