経済産業省は今年2月から国産生成AIの開発を支援するプロジェクトを進めていて、開発に必要な費用を補助している。現在、2期目として最大245億円の支援先を選定していて、ウーブンバイトヨタのほか、国内AI開発大手のプリファードネットワークスの子会社などが採択される方向。関係者によると、アニメの作画の一部を自動化する技術の開発など特定産業向けの生成AI開発を支援し社会実装することを加速させる考えがある。ウーブンバイトヨタはトヨタ自動車の100%子会社で、自動車などが都市のリアルタイムな情報を理解するためのマルチモーダルと呼ばれる大規模な生成AIの基盤モデルを開発している。政府が支援を行うのは開発に必要なGPU(画像処理半導体)を調達し利用する費用。開発された基盤モデルは、ノウハウやソースコードの一部を公開し、自動運転の普及などにつなげる。