集中治療室発のベンチャー企業が生み出した遠隔ICUシステム。開発したのは現役専門医でもあるクロスシンクの高木俊介代表。このシステムを導入して成果を上げているのが横浜市立市民病院。大都市の病院も人手不足で医師の負担が増している。システムの導入により専門医なしでも対応可能になり、働き方改善や患者の死亡率低下につながった。高木の原点には研修医時代に担当患者が急変して亡くなった経験がある。2019年にクロスシンクを起業。救えなかった命を1つでも救いたいと、より多くの病院に遠隔ICUを導入してもらおうと動いている。高木は遠隔ICUの導入コスト、一般病棟や救急外来への展開、将来的な市場規模などについて話した。
