金与正氏は今朝、国営メディアを通じた談話でアメリカ軍機が北朝鮮の排他的経済水域に侵入したという主張に対し、韓国側が『韓米の正常な飛行活動』と反論したことについて、「大韓民国の軍部ごろつきは差し出がましく振る舞わず、直ちに口をふさがなければならない」と批判した。北朝鮮は従来、韓国を「南朝鮮」と表現しており、「大韓民国」とするのは異例のこと。与正氏は昨夜の談話でも同様に表現し、いずれも「大韓民国」とした部分をカッコで括っており強調しているものとみられる。韓国統一省の関係者はきょう、北朝鮮が談話などで公式に「大韓民国」と表現するのは「初めてである」と伝えている。韓国メディアは「北朝鮮が韓国を”別の国家”とする立場を示している」などと分析している。