昔から大きくアップデートされた防災の新常識といえば緊急地震速報。もし揺れる前に緊急地震速報が出たら優先すべきは、玄関に逃げる。備え・防災アドバイザーの高荷さんによると、玄関は壁などに固定されている家具が多く比較的安全だという。屋外避難する場合もすぐ出られるので合理的な判断。扉を空けて避難経路を確保しておくことも大事。一方、キッチンに火を消しに行くのは、熱湯や油を浴びたり、棚から食器が落ちてきたりと様々な危険が潜んでいる。少し前までの地震対策の標語「地震すぐ火の始末」と言われていたが、1923年の関東大震災がきっかけ。かまどや七輪による火災が多く発生したため。ただ現代はガスやIHが主流。家のガスメーターは震度5程度の以上の地震を検知すると自動的にガスの供給が止まる装置が搭載されるようになっている。ガスの供給を復旧する場合は、ガス漏れがないかニオイなどを確認してからガスメーターの復旧ボタンを押すことが大切。IHは自動停止装置の有無を事前に確認。また、緊急地震速報より先に揺れたら、家具の転倒や落下物から身を守ることを優先。家具は、扉と平行に置くことで倒れても扉が塞がれず脱出経路が確保しやすくなる。寝室なら、家具をベッドと平行に置くことで直撃を避けやすくなるという。非常持出袋の正しい置き場所は、玄関。安全かつ外へ避難しやすい玄関などの収納にしまっておいて欲しいという。逆に枕元には置かないでほしいという。就寝中以外だと寝室まで取りに行く必要があり、予想外のリスクに見舞われる恐れもある。
