去年夏インバウンドの影響などで店頭からコメが消え値段が高騰した「令和の米騒動」。この時の先の見通しが坂本哲志農水相は「今後新米が順次供給され一定の価格水準に落ち着いてくる」。それから半年今コメの価格がさらに高騰。米の小売価格の推移(東京都区部)5kg・4185円(前年比1.7倍以上)。お茶碗32億杯分21万tのコメが行方不明。江藤拓農水相は「様々な方がストックしている。国の姿勢を示せば流通に乗せようという方々も出てくるのではないか」と述べた。農水省はJAなどの集荷業者を対象に備蓄米を売り渡す方針を表明。流通の円滑化を目的に備蓄米が放出されれば初のケースとなり今後のコメ価格の動向が注目される。