7月の消費者物価指数の生鮮食品を除いた指数は去年の同じ月より3.1%上昇した。上昇率が3%台となったのは8か月連続。そして10月に値上げされる品目数は3000品目を超える見通し。永濱さんは「物価高対策としての給付金は貯蓄に回ってしまうので反対。デジタル商品券のようなものを政府主導で配るのが効果的ではないか」などと話した。門間さんは「物価問題の本質は格差問題。物価高の痛みが少ない人に負担をしてもらい、それを痛みの大きい人に再分配する仕組みが重要」などと話した。熊谷さんは「所得制限を設けた給付の方が費用対効果の面で消費税減税より良いと考える」などと話した。中空さんは「物価高対策より賃金を上げることが大事」などと話した。日本の財務状況について永濱さんは「インフレで日本の財務状況は改善している。そこを活用した積極的な財政支出を行うべき」などと話した。熊谷さんは「インフレで一時的に税収が上振れているからといってそれを先行して使うのは反対」などと話した。門間さんは「財政規律が失われていると判断されれば国債の暴落などにつながりかねない。一方で基礎的財政収支の黒字化に固執し過ぎても良くない。バランスが大事」などと話した。