東京23区の消費者物価指数は全国の先行指標として注目されており、今月は生鮮食品を除いた総合の速報値で2020年の平均を100として111.4となり、前年同月比2.8%の上昇となった。上昇率は先月と変わらず横ばい。このうち生鮮食品を除く食料は前年同月比6.5%上昇で、上昇率は3か月連続で下がったものの、高止まりが続いている。米類は37.9%の上昇で高い伸び率が続いている。このほか、コーヒー豆が63.4%、チョコレートが32.5%など上昇した。国の電気ガス料金支援が今年9月使用分までで一旦終了し、電気代が上昇したことも全体の指数を押し上げた。一方、卵について卸売価格の目安となる「JA全農たまご」が発表した東京地区の今月の平均価格は、Mサイズ・1キロあたり340円と13か月連続で前年同月より値上がりし、10月としては統計を公表している1993年以降最も高くなった。ことし初めにかけて発生した鳥インフルエンザの影響が今も残っているためで、業界関係者は「需要が高まる年末にかけて高止まりが続く」とみている。
