ウォール・ストリート・ジャーナルに寄稿したエマニュエル駐日米大使は「(日米首脳会談は)新たな時代が始まる米日関係の重大な変容を示すものとなる」としている。岸田総理は8日にアメリカに到着し、10日に日米首脳会談が行われる。共同声明では日米の戦略的協力の新時代が掲げられる見通しだという。新時代の協力体制では、指揮系統を変更し、自衛隊と米軍の連携を円滑化するほか、防衛装備品の共同開発などが盛り込まれているという。11日、フィリピンのマルコス大統領が参加し、3か国の首脳会談が実施される。アメリカは、従来のインド太平洋地域政策とし、二国間の同盟関係を結ぶハブ・アンド・スポーク型を実施している。また、フィリピンではドゥテルテ前大統領が親中だったが、現在のマルコス大統領はアメリカとの関係強化に前向きだという。日本も同志国に防衛装備品を無料貸与する枠組み「政府安全保障能力強化支援(OSA)」を、フィリピンに適用している。スタジオで中林さんは「中国の海洋進出はフィリピンだけでなく日本にも影響があるので、フィリピンと手を組むことで中国の抑止力になっていくはず」、末延さんは「国際情勢を見た上で、日本は平和を維持するためにも、岸田さんはもっと説明などを丁寧にやってほしい」などと話した。
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