台風6号は中心気圧が970hPaで進み、この後進路を北寄りに変えて明後日には九州に接近する見込みである。九州南部と奄美地方では明日午前中にかけて線状降水帯が発生し、災害の危険度が高まるおそれがある。四国では雨が強まっており、午前9時までの1時間には高知市で51mmの雨量を観測した。徳島県では土砂災害警戒情報が発表されている地域がある。10日頃にかけて九州をはじめ西日本と東日本の太平洋側で平年1ヶ月分を上回る大雨となる恐れがあり、気象庁は土砂災害や浸水、川の氾濫に厳重警戒するよう呼びかけている。東北から中国地方にかけての日本海側を中心に猛烈な暑さが続くとみられ、日中の最高気温は長崎市、福井市、横手市、酒田市で36℃などと予想されている。