本格的な台風シーズンを前に大雨で市街地が浸水したことを想定し、警察官や消防隊員などが救助の方法を確認する訓練が、千葉・船橋市で行われた。訓練は船橋市にある運動公園の流れるプールで行われ、警察官や消防隊員など計30人が参加した。大雨で川の水があふれ、市街地が浸水したという想定で、溺れた人の役の警察官をゴムボートに引き上げ救助する手順を確認した。また溺れている人がつかめる浮き輪や空のペットボトルを投げる練習も行われた。千葉県では去年9月、線状降水帯が発生して記録的な大雨に見舞われ、千葉・茂原市などの広い範囲で住宅が浸水する被害が起きている。船橋警察署・五十嵐創警備課長は「お願いしたいのは、溺れている人などを発見した場合は、1人で救助しようとせず、周りに協力を求め、警察、消防に通報してほしい」と語った。