東京・練馬区にある大泉第二中学校。約2万平方メートル敷地面積を誇り、部活動も盛ん。この中学校の敷地を十字に貫く形で新たな道路2本を作り、同時に校舎などを建て替える計画が進められている。敷地は真っ二つとなり校舎側と体育館、グラウンド側を2回部分に設置する渡り廊下で行き来するようにするという。区は道路建設の理由として周辺の混雑緩和をあげている。道路建設の影響で学校の敷地内のグラウンドは現在の4分の3ほどの大きさになる見込み。区は学校から約250m離れた場所に第二グラウンドを整備する予定。地元に住む鈴木さんは先月3000人あまりの反対署名を集め区に提出。鈴木さんは道路計画によって学校だけでなく周辺の住宅にも影響が及ぶと不安を口にする。賛否の声があがる道路計画に練馬区は「2004年から地域住民の意見をうかがいながら取り組みを進めてきた」などコメントしている。