NHKのニュースサイトから特集記事を紹介。きょう紹介するのは「秀吉の書状 ネットで…」。インターネットオークションのサイトには古文書が大量に出品されている。豊臣秀吉・織田信長など著名な武将たちの書状が見つかることもあるという。地域の歴史を知るうえで重要な書状もネットオークションに出品されている。出品される古文書は近年劇的に増加しており、落札されないものも多く、そのまま処分される恐れもあるという。長野県立歴史館では、地域の古文書を救う活動を行っている。蔵などに保管されてきたものが価値が分からず廃棄されることも少なくない。こうして保存してきた資料のうちの1つが1783年に浅間山が噴火したときの記録。災害に関する古文書は自治体の避難計画などに活かされることもあり貴重だという。長野県佐久市の98歳の男性の申し出で保護された古文書。男性は江戸時代まで山で修行を行う山伏だったという一族の資料4,400点あまりを県に寄贈し、その後県の指定文化財「県宝」にも指定された。長野県立歴史館では、古文書の読み解きを通じて親しんでもらう催しを定期的に開いている。まずは地域の歴史に関心を持ってもらうことで地域の古文書の産出を防ぎたいと話す。