北海道美瑛町にある“美瑛ブルー”の「青い池」は人気の観光地。町では入場税の徴収を検討中。その背景の一つがオーバーツーリズム対策。年々観光客は増加し、去年は町の人口約9300人に対し250倍以上となる約238万人の観光客が訪れた。道路は渋滞が発生し、一部の観光客による危険行為も。私有地の農地に観光客が侵入し、収穫前のジャガイモが持ち去られる被害も発生。町は財源の一部で農地周辺に立ち入り禁止看板を設置。町内に散乱するゴミなどの処理費用も町が負担。長年にわたり美瑛町を撮影してきた川村さんも「あまりにひどい」と話す。一方で町は観光客の利便性を高める取り組みとして、人気観光地4カ所の混雑状況をリアルタイムで配信。駐車場の整備、周遊バスの運行、トイレ設置も町の財源でまかなっている。