子どもの花粉症について大手製薬会社のロート製薬が行った調査で、山梨県の小中学生のおよそ7割が花粉症の症状があると回答し、都道府県別では全国で最も高かったことが分かった。関東甲信越の他の都県では、群馬県が2位で63%、東京都が5位で60.9%、埼玉県が7位で59.1%、栃木県は8位で58.8%、神奈川県が9位で57.4%などとなっている。山梨県が1位となった背景について、山梨大学アレルギーセンターはあくまでも仮説だとしたうえで、県内はスギ花粉が飛散する時期に乾燥しがちなため、アスファルトについた花粉が再び舞うことや、花粉を飛散させるまで成長した木が多いことなどを挙げている。