東京・羽村市納税課では税金の滞納額の増加が問題となっている。大きな理由は物価高。お金が手元にないと差し押さえを行うが、生活を追い詰めるわけにもいかずどこまで徴収するか悩むという。人口約5万4000人程の羽村市は、人口減少やインフラ老朽化などが進み財政に余裕はない。厳しい社会情勢の中、納税者の生活を守りながら滞納を減らしていく難しい舵取りを迫られている。ポイント払い、電子マネー、暗号資産なども徴収のハードルを上げる要因になっている。こうした中、羽村市は滞納者の口座がどの銀行にあるか検索できるシステムを導入。ただ、電子マネー全てを網羅できるわけではない。様々なハードルがある中、羽村市では市民の納得を得やすい形で税の徴収を進める工夫をしている。積極的に取り組んでいるのは空き家の処分。親族に代わって処分の肩代わりをして、資産価値を測定し、空き家をインターネットで公売にかけ、売れたお金を滞納分にあてて残りは親族に渡す。不動産の専門知識やノウハうがなければ納税課でここまではできない。
