国内の公共施設として初めて大型のパイプオルガンを備えた千葉・習志野文化ホールの開館は1978年で、老朽化のため去年から休館し建て替えの準備が進められている。習志野市によるとパイプオルガンを新たなホールにも設置してほしいという声が寄せられている一方、移設にかかる費用は1億5000万円に上り、使用頻度も多くないことが課題になっている。これについて習志野市・宮本泰介市長は移設費用の全額を賄うことを目標にことし10月1日から1か月間クラウドファンディングを行うことを明らかにした。目標の1億5000万円に達した場合はクラウドファンディングの手数料3000万円余を市が負担して移設し、達しなかった場合は全額返金し移設しないとしている。宮本市長は「関心をもってほしい」と語った。