照ノ富士が引退会見を行い、相撲人生に別れを告げる決断の理由を語った。23歳で大関となった照ノ富士は、両膝のけがなどで一時は番付を序二段までおとしたが、2021年7月に令和初の横綱へ昇進した。去年7月に10回目の優勝を果たしたが、ひざのけがや糖尿病の影響で横綱としての結果を出せなかった。今月の初場所で3場所ぶりに復帰したが満身創痍の体は限界に達していた。翔猿に敗れ、現役最後の取組となった。会見の最後は照務甚くんが花束贈呈役として登場した。照ノ富士は5年間は四股名のまま親方としての活動が可能。伊勢ヶ濱部屋の部屋付き親方として、自分に負けない力士を育てたいと話していた。