「西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで」はサンディエゴ美術館と国立西洋美術館の所蔵品計88点を「作品をどのようにみえると楽しめるか」というコンセプトで組み合わせて展示する。志賀はキリスト教美術に共通するルールを紹介。聖母マリアの共通ルールは赤い服に青いマント・ストール。フアン・サンチェス・コターン《マルメロ、キャベツ、メロンとキュウリのある静物》は静物画の先駆けとなった作品で、後の静物画にも影響を与えた。一番キレイに見えるように描くため影が省略されている部分がある。ヘーラルト・ダウ《シャボン玉を吹く少年と静物》は人生の儚さをテーマに描いた作品。志賀は静物画の中に特定のモチーフが描かれていたらテーマを推測して楽しめると話した。ベルナルド・ベッロット《ヴェネツィア、サン・マルコ湾から望む岸壁》は旅行ブームが起きた時代に描かれた作品で、ポストカード感覚で絵を買って帰る習慣があった。