山形県酒田港でスルメイカ漁の船団の出港式が行われた。スルメイカの水揚げが盛んな酒田港で毎年行われていたが去年は能登半島地震で乗組員が被災したことから中止となり今年は2年ぶりの開催となった。おとといの式では漁船3隻の乗組員やその家族など約1000人が集まった。船団で水揚げされるスルメイカは船内の冷凍設備で急速冷凍するため鮮度が高く、船凍イカとしてブランド化されているが近年不漁が続き酒田市によると昨年度の水揚げは131トンでピーク時の10分の1ほどにとどまっているということ。このあと乗組員は家族などから激励を受け船に乗り込み別れを惜しんだ。船団は能登半島沖で漁をしたあと長崎県対馬付近までことしいっぱい漁を続ける予定。