大阪府堺市の中心部にあるレトロなビルを訪問。依頼人のダイトクビル オーナー大澤さん。個人で能楽堂を所有。舞台は総檜で檜皮葺きの屋根、橋掛かりまで本格的なもの。大澤さんの先祖は江戸時代酒造業で財を成し、55年前、能のファンだった母が代々受け継いだ土地に日本住宅公団と共同で貸店舗と住宅の入ったビルを建設。その際、能楽堂を作ったという。その後大澤さんが受け継ぎ、演劇などに貸し出すなどして運営。困っていることとして、ビルの老朽化が進んでおり、取り壊しが決まっているという。そのため、能楽堂も移築する必要があるという。そのため、能楽堂移築のための費用を捻出する必要があり、その活動のため、代々伝わるお宝の価値を知りたいという。