シニアの推し活には、趣味の範囲を超えて本気モードで挑む人もいる。それは、76歳にして“本気度100%”バレエで推し活する女性。それもそのはず、講師は元宝塚の男役スター・華宮あいりさんで、本気度が高い生徒だからこそ指導も本気。76歳の今、本気でバレエを推し活するには、ある理由があった。バレエ推しの76歳の女性は「母が脳梗塞で倒れて、だから仕事を辞めて母を介護してたんですけど、うつ病になっちゃった。介護うつ。それで最悪が母のほっぺた、ひっぱたいちゃったの。そうすると自分の嫌悪感でおかしくなって」と話し、その時に出会ったのがバレエだという。そして、76歳の女性は「バレエが救ってくれた。結局、バレエやっているときは全て忘れちゃう、家のこと母のことなんかも。とにかく、みんなについていくことに必死。もう頭の中はそれだけ、すごくスッキリする」と話す。母親は今年、亡くなったが、最期は優しく看取ることができたという。そんな76歳の女性の推し活の目標は、トーシューズを履いて“金平糖の精”を踊ること。ということで、シニアの推し活を調べてみたら、推しに出会い、推しに夢中になることで目標が生まれ、新たな人生を楽しんでいることが分かった。