参議院自民党は今日特別総会を開き、安倍派幹部である世耕参院幹事長の辞任を承認した。後任は当面置かず、安倍派の岡田幹事長代行らが職務に当たることから、事実上世耕氏の院政につながるなど批判が出ている。岸田総理は今日午後、麻生副総裁・茂木幹事長と意見交換した。岸田総理は政治改革に関する新たな枠組みの立ち上げ検討を表明しており、来年1月の通常国会までに一定の結論を出すことを目指しているが、総理周辺は「捜査の広がりが見通せない以上下手に動けない」と話しているほか、政治資金規正法の改正を巡り「同じ穴のむじなとみられたくない」と発言している公明党と自民党には温度差がある。