自民党はきょう総裁選の選挙管理委員会を開き、選挙戦を来月12日告示、27日投開票とする日程を正式に決める。選挙期間は過去最長の15日間で自民党としては候補者の論戦などを長く見せることで、党の支持率回復につなげたい考えである。一方、派閥の裏金事件を受けて金のかからない選挙戦を目指すということで、候補者陣営が告示前に全国の党員にビラなどを郵送したり、電話で支援を訴えたりする行為は禁止とする方向である。総裁選の日程が固まったことで、岸田総理は現職の総理大臣という立場のまま、来月下旬の国連総会に出席する。こうした中、小泉進次郎元環境大臣と齋藤健経済産業大臣が昨日昼に会談していたことが分かった。複数の関係者によると総裁選の対応などを巡って、意見交換したものとみられる。ともにポスト岸田に意欲を示しているとされる2人だが、齋藤氏は昨日推薦人集めについて問われた際に「私自身が出ると言っているわけではない」などと発言をトーンダウンさせていた。