自民党総裁選は日本記者クラブ主催による討論会が開かれ、各候補同士が質問する形で論戦を繰り広げた。上川陽子外務大臣は「誰1人取り残さない新しい日本の景色をつくっていく」、茂木敏充幹事長は「負増税ゼロの政策を推進して経済を再生し一人一人の所得をあげていく」と述べた。林芳正官房長官と石破茂元幹事長は防衛構想委ついて、加藤勝信元官房長官と小泉進次郎元環境大臣は解雇規制について討論した。現職の閣僚である高市早苗経済安全保障大臣、河野太郎デジタル大臣も財政再建や金融政策を巡って独自の主張を展開した。小林鷹之前経済安保法担当大臣は若い世代の社会保険料軽減を掲げていることについて高齢者に負担を求めるのか問いただされ、あらゆる選択肢を俎上に載せてより広く社会保障制度を捉えるべきなどと述べた。政治とカネの問題を巡っても論戦は交わされましたが、各候補ともこれまでを超える主張はなかった。