自民党両院議員懇談会で、石破総理は、参院選の敗北について、お詫びしたうえで、続投の意向を示したが、拍手した議員は10人くらいだったという。石破総理は、日米関税交渉について、合意の着実な実行に全力を尽くしたいと述べ、続投に理解を求めた。森山幹事長は、参院選の敗北について、8月中に報告書をまとめるとし、まとまった段階で幹事長としての責任について明らかにしたいと述べ、辞任する可能性を示唆した。懇談会では、石破総理に対し、辞めるべきという意見が多く出ている一方、続けるべきとの発言もあったという。両院議員総会の署名集めを行っていた議員によると、総理の言葉に納得できなければ、きょう提出するかもしれないという。総会を開催する場合には、要求があった日から7日以内と党則で定められている。重鎮議員は、本人が辞めると言わない限り、引きずりおろすのは難しいとしている。辞任を求めているのは、前回の総裁選で石破総理に投票しなかったライバルの陣営。茂木氏や高市氏に近い議員が前面に立ち、署名活動を行っていて、ポスト石破レースに直結していると言える。