政治資金パーティーのパーティー券は企業や個人、政治団体が購入するため販売枚数と購入者の数がバラバラにならなければおかしい。だが、しんぶん赤旗の取材では過去5年間の安倍派のパーティー券販売枚数が購入者数に0.675を掛けた数であることが判明。ここからしんぶん赤旗は裏金問題の疑惑に切り込んでいったという。今回の政治資金問題では党内の派閥が大きな注目を浴びたが、自民党には過去にも党内で絶大な権勢を誇った田中角栄率いる「田中派」などの派閥が存在していた。こうした旧派閥は1994年に一度解散されたものの、その後にいつの間にか復活。派閥に入ることは党内人事や活動資金で後ろ盾を得られるという意味でもあり、議員にとっては功罪両面のある存在ともいえる。