政治資金規正法の改正をめぐり、岸田総理大臣は自民党案について実効性があると強調し理解を求めた。岸田首相のコメント「政治家の責任強化につきましても、確認書を規定するなど具体的な方策を用意した。実効性の高い案である」。また岸田首相は政党が政治家に配る政策活動費についても「第三者機関で監視し、10年後に公開する」と実効性を強調したが、野党は「突っ込みどころが満載だ」と批判した。午前の参議院の特別委員会では、野党は自民党案について「検討事項が多すぎる」として、2024年内までに具体化のめどをつけるよう追及した。これに対し自民党側は「検討のスタートは、なるべく早くしていく」と述べるにとどめ、実行時期の明言は避けた。