英国では議会下院の650議席を争う総選挙の投票が日本時間の今日午後3時から始まる。事前の議席予測ではスナク首相率いる与党保守党が大幅に議席を減らす一方、最大野党・労働党が単独過半数を獲得するとしていて、14年ぶりとなる政権交代の可能性が高まっている。3日、選挙戦が最終日を迎えた。4日午前7時に投票が始まる。各党の党首たちは各地で最後の訴えをした。ストライド労働年金相が「労働党が英国史上最多の票を得ると世論調査が示している」と発言しているのを受けてのもの。スナク首相は「労働党政権が絶対的な多数を握れば、再現のない増税に繋がる危険性があるとストライド氏はしてきた」などとしている。保守党が事実上敗北を認めたことに対して、労働党・スターマー党首は「有権者が投票に行くのを抑制している」として保守党を非難した。SNPのスウィニー党首は「イングランドではもう結果は分かっているが、重要なのは次期政権で誰がスコットランドの利益を守るのか。それを任せられるのはSNPだけ」などとコメント。自由民主党のデーヴィー党首は「4日、この国が必要としている変革を勝ち取るチャンスがやってくる」などとコメントした。リフォームUKのファラージ党首は「世論調査に現れない若者の票がどうなるかわからない」などと話した。今後5年間英国が、どうなるのか有権者が決めることになる。