2024年7月1日放送 10:05 - 10:55 NHK総合

キャッチ!世界のトップニュース
アメリカ イラン

出演者
望月麻美 高橋彩 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像が流れ、出演者が挨拶をした。

(ニュース)
フランス 国民連合大躍進へ

フランスの議会下院の選挙は、1回目の投票が行われ、まだ得票率の予測の段階だが、極右政党の国民連合と国民連合に連携する勢力が大きく躍進する見通し。国民連合・バルデラ党首はパリ市内で演説を行い「フランス国民は明確な票決を下し変化への明確な願望を示した。マクロン大統領の陣営がもはや勝つ可能性がないのは明らかだ」と強調した。出口調査の最新結果は、国民連合とその協力関係の政党が合わせて34%、左派連合・新人民戦線が28.1、与党連合・アンサンブルが20.3%、共和党と右派連合が10.2%、左派系諸派無所属が1.8、中道右派無所属が1.4、共産党が1.2、再征服が0.6、立ち上がろうフランスが0.3%。議席獲得数予想。国民連合が230から280議席。過半数289議席より若干少ない。2位が左派連合新人民戦線で125から165議席。与党連合アンサンブルが70から100議席。前の議会では250議席占めていた。共和党と右派連合は41から61議席。左派系諸派無所属が11から19議席。国民連合・ジョルダン・バルデラ党首は「フランス国民は明確な票決を下し変化への明確な願望を示した。マクロン大統領の陣営がもはや勝つ可能性がないのは明らかだ」等と強調した。新人民戦線・メランション氏は「第1回投票から私達は連携している。フランスは選ばなければならない。互いに助け合い、互いのためを思い合う社会を目指すのか。それが第2回投票で私達がするべき選択」等と強調した。

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極右・左派に及ばずマクロン与党は3位

1回目の投票でマクロン大統領の与党連合は極右政党の国民連合だけでなく、左派の連合にも及ばず3位にとどまる見通し。次の日曜日に決選投票が予定されているが、マクロン大統領に立ち向かった極右政党と左派が躍進した結果、大統領とは異なる政党から首相が任命され、政権内のねじれが生じるかもしれない。マクロン大統領の政党の得票率は現在20.3%。マクロン大統領とアタル首相は大統領官邸で1回目の投票の結果を検討した。マクロン氏は明確に民主的で共和主義的なグループを作り、極右政党国民連合に対抗するよう呼びかけた。高い投票率はフランス国民が政治状況を明らかにしたいと望んでいることの表れだとしている。現在フランスは今までにないほど分裂している。政治ジャーナリストは「マクロン氏の主張は混乱しており最低の状態に陥った」と述べている。全く立場の異なる大統領と首相の共存になるかもしれないため。フランスで問われているのはマクロン氏には何ができるのかということ。その答えが出るのは7月7日の決選投票。危険な賭けのカードがテーブルの上に出されることになる。第五共和政の大統領が望むかどうかに関わらず、フランスはイタリアと同じ道を辿るのだろうか。

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詳しく 焦点は決戦投票に

フランス議会下院の選挙。1回目の投票では、極右政党の国民連合が得票率で首位に立つ見通しとなった。3週間前に行われたヨーロッパ議会選挙で大勝した勢いを保っていたことや、左派の複数の政党が協力して左派連合を結成し、マクロン大統領の与党連合との間で、反極右の票が分散したことが背景にあるとみられる。今月7日には、決選投票が行われる。1回目の投票の上位2人と、1回目の投票で有権者の12.5%以上の票を獲得した人が進む。投票率が上がれば、決選投票に進む候補者も増える。2022年の議会選挙では、1回目の投票率は47%で、決選投票で、3人の候補者がいる選挙区「トリアンギュレール」となったのは、8つだった。今回は、最終的な投票率が60%台後半、70%に迫る勢いだと予想されている。トリアンギュレールとなる選挙区は、285~315にのぼると予想され、そのうちの大半が国民連合・左派連合・与党連合による争いになる見通しだ。各政党は、1回目の投票から48時間以内に決選投票に候補者を進ませるか否かを決められる。左派連合と与党連合が極右政党の躍進をどこまで阻止できるかは、どれだけ候補者を一本化できるかにかかっている。マクロン大統領は、1回目の投票結果を受けて、ともに協力して、国民連合に対抗するよう呼びかけた。望月は、選挙の最終結果となる決選投票まで1週間、フランス国内で、各勢力の動きや論戦がより一層激しくなりそうだなどと話した。

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政権交代か 各党党首走る

英国では4日に議会下院の総選挙の投票が行われる。各党の支持率は最大野党の労働党が与党保守党をリードしていて、14年ぶりの政権交代が現実味を帯びている。各党の党首らは支持の拡大に全力を挙げている。スナク首相は保守党政権の業績を強く擁護し、「2010年に保守党が政権に就いた当時より暮らしやすくなった」としたうえで「労働党は増税を計画している」と改めて主張した。労働党は、政策の財源は確保されているとしている。SNP・スコットランド民族党は、2大政党は、ともに国民に正直ではないと批判している。自由民主党は、生活費や環境問題など、様々な問題において、公平な取り決めを目指すなどとしている。リフォームUKは、選挙の結果はすでに決しているとし、リフォームUKには果たすべき役割があるなどと主張した。

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年齢や認知力めぐり疑問の声も

米国大統領選挙のテレビ討論会で、声がかすれ言葉に詰まる場面が目立ち精彩を欠いたと伝えられたバイデン大統領。盛り返しを誓ったバイデン大統領だが、年齢や認知力を巡る疑問は払拭されていない。大統領選挙に向けたテレビ討論会の余波が広がっている。バイデン大統領はこの週末をキャンプデービッド山荘で過ごしている。バイデン陣営は先月27日以来3300万ドル以上の資金を集めたとして心機一転を図っている。民主党内では率直な激しい議論が起きている。ラスキン下院議員は「バイデン氏が党の指名候補でなくなることもあるが、撤退についてはバイデン氏自身が決めなければならない」と述べている。バイデン陣営は「もし撤退すれば何週間もの混乱を招くだろう」としている。

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ワンポイント 討論会の波紋

米国大統領選挙のテレビ討論会の波紋が続いている。バイデン大統領が成すべきことは、自身の高齢への不安を打ち消し、あと4年、米国の大統領職を続けられると有権者に証明することだったが、言葉に詰まったり、言い間違え、覇気のない表情などが目立ち、たった一つの目標を成し遂げることがでかなかった。CBSなどは討論会の直後の2日間に有権者1100人余りを対象に世論調査を行った。その結果、「バイデン氏は再選を目指すべきか?」という質問に「目指すべきではない」と答えた人が72%に上り、今年2月の時点より9ポイント増えた。また、民主党支持層の間でも「再選を目指すべきではない」と回答した人が46%と半数近くに上っている。仮にバイデン大統領が8月の民主党大会前に撤退を決断した場合は、予備選挙でバイデン大統領が獲得した代議員たちの誓約が解かれ、代議員たちは他の候補に投票することができるようになる。この場合の党大会はオープン・コンベンションと呼ばれる。従来のように予備選挙で既に決まっている候補者を大統領候補に指名するのではなく、代議員が複数の候補者から過半数を得る1人が出るまで投票を続けることになる。米国メディアはハリス副大統領の他、ミシガン州・ホイットマー知事、カリフォルニア州・ニューサム知事、さらには、オバマ元大統領夫人のミシェルオバマ氏など様々な名前を挙げている。ただ、ミシェル氏を筆頭に本人に立候補の意思がないと伝えられている人もおり、今から新たな候補となっても多額の選挙資金を集めるのは大変難しいと指摘されている。

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ワールドEYES
特集 アメリカ ユダヤ社会の影響力

イスラエル軍がガザ地区への攻撃を続ける中、米国・バイデン政権は国際社会から強い批判を受けながらもイスラエルを支援する姿勢を崩していない。その背景には米国のユダヤ社会の影響があるともいわれている。米国のユダヤ系の人たちは人口の2%程だが、政財界やメディアなど各界で著名人を輩出している。キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問・宮家邦彦さんの解説。「単にユダヤ社会だけではなくて超党派の支持があると見るべき。陰謀論だけでは説明ができない」。ユダヤ系のロビー団体AIPACは親イスラエルから外れた政治家には厳しい対応をとるといわれる。「イスラエルを擁護するために動いていることは事実」。

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一方、いまのガザ情勢を受けて米国の世論には変化が起きている。全米各地の大学で抗議デモが起こるなど若者を中心に、米国のイスラエル支持に対する反対の声が上がっている。「他方で反ユダヤ主義が広まっている。新たな動きが政治的に出てくる。イスラエル社会、ユダヤ系の社会が流動的だと見るべき」。今月24日にはネタニヤフ首相が米国議会の招待を受けて演説することが決まってる。

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(ニュース)
重要会議 キム総書記のバッジ胸に

北朝鮮のメディアが報道した朝鮮労働党中央委員会総会の2日目の様子を伝える。党の幹部らが金正恩総書記1人をあしらったバッジを付けている。肖像紀章と呼ばれるこのバッジは、一般の住民も党の幹部も身につけることが義務付けられているが、金総書記1人のバッジが公の場で確認されたのは初めて。金総書記一人のバッジは2012年にすでに作られていたことが分かっているが着用は確認されていなかった。祖父・金日成主席のバッジは1970年以降に製作され支給、父・金正日氏のバッジは1992年に初めて製作。2000年代に入って広く用いられたが死去後は先代2人をあしらったバッジが普及した。今回、金総書記1人のバッジが党の重要会議で確認されたのは最近の偶像化の流れの一環とみられる。今年に入り、祖父金日成氏の誕生日の名称を太陽節から4.15に変更し、党中央幹部学校の外壁に金正日氏と金正恩総書記の肖像画を並べて掲げるなど、偶像化が進む中、憲法改正などを通じて絶対的地位を確立するとみられる。

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改革派か保守強硬派か 決戦投票

イランでは決選投票で次期大統領が決まる。28日の投票では4人の候補のうち誰も過半数を得ることはできなかった。穏健派の候補者ペゼシュキアンン氏が保守派の候補者ジャリリ氏を引き離している。ペゼシュキアン氏は抗議デモに対するイラン政府のやり方を批判していた。ジャリリ氏は政府寄りの姿勢を示している。投票率は40%とイスラム共和国始まって以来最低。投票しないのは抗議の表明だという。得票率トップのペゼシュキアン氏は穏健派で改革派とされる候補で、外国との関係改善を約束している。ペゼシュキアン氏に対抗するジャリリ氏はイスラム共和国の思想を誇示する保守強硬派。決選投票で彼を支援するのは得票率第3位のイラン議会議長・強行派のガリバ氏。

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(エンディング)
あすは

「キャッチ!世界のトップニュース」の番組宣伝。ラインナップは「中国返還から27年 香港のいま」。

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本物そっくりだゾウ!

インド・ケララ州の寺院の催しに登場した象。実は精巧に作られたロボットの象だという。動物愛護団体がケララ州で3台目のロボット象を紹介。象が暴れてけが人がでたり、逆に象への虐待が多発する中、「機会の象ならば」と動物愛護団体が寺院に寄贈した。

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鶴瓶の家族に乾杯

「鶴瓶の家族に乾杯」の番組宣伝。

うたコン

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ドラマ10 燕は戻ってこない

「 燕は戻ってこない」の番組宣伝。

あしたが変わるトリセツショー

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