海上自衛隊「しらせ」が持ち帰った南極の氷を防衛副大臣が選挙区で配っていた。自民党・鬼木誠防衛副大臣は去年から今月にかけて5回、海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が南極で採取した氷を福岡県の自身の選挙区内で児童や保護者に配布。野党は問題視。鬼木副大臣が「自衛隊の世界で広く活躍する姿を知ってもらいたいという想いと、せっかくいただいた氷は子どもたちが南極や地球の広さや環境について目が開く機会になればという想い」などコメント。会見で共産党・小池書記局長は「税金を使って採取したもの。特定の議員が得て自分の選挙区内で配るのは公職選挙法に関わる問題になる可能性がある」と述べた。