岸田首相は来月の自民党総裁選挙に立候補しない意向を表明した。その理由に自民党の派閥の政治とカネの問題を挙げ、「残されたのは自民党のトップとしての責任で組織の長として責任をとることにいささかの躊躇もない」と説明した。岸田首相が不出馬を表明したことで、立候補者が増えることが予想される。茂木幹事長、河野デジタル相、高市経済安保相といった閣僚の中からの立候補しやすくなったとの見方がでている。さらに、岸田総理とは一定の距離があった議員からも立候補者が出る見通し。石破元幹事長、小林前経済安保相、小泉元環境相が手を上げる展開も予想される。来週20日には総裁選の日程が決定する。