自民党の二階元幹事長が会長を務める日中友好議員連盟のメンバーは、あすまでの3日間の日程で中国・北京を訪問している。昨夜は中国共産党で対外交流を担当する中央対外連絡部トップの劉建超部長との夕食会に臨んだほか、きょうは共産党の最高指導部のメンバーや王毅外相と会談する予定。この中では、東京電力福島第一原発にたまる処理水の放出を受けて、中国が日本産水産物の輸入停止を続けていることや、日本人に対する短期滞在のビザの免除措置が再開されていないこと、それにスパイ容疑で日本人が拘束されている問題などについて意見を交わすものとみられる。さらにおととい、中国軍機が日本の領空侵犯をしたことが初めて確認され日中間の新たな懸案となる中、一連の会談などを通して中国側がどのような姿勢を見せるか注目される。