石破総理大臣は昨夜発足させた新内閣の信任を問いたいとしていて、 臨時国会会期末の「来週9日に衆議院を解散し、今月27日投開票の日程で選挙を行う」と表明した。与野党は選挙を見据えて公約の検討や他の党との候補者調整を急ぐことにしている。きのう、正式に発足した石破内閣。総理大臣就任後、初めての会見で「私は長い間、政治家として大切にしてきたのは国民の納得と共感。謙虚で誠実で、あたたかい政治を行っていく。この内閣での基本方針は『守る』」と語った。閣議で決定された石破内閣の基本方針、「国民の納得と共感を得られる政治を実現し、日本、国民、若者、女性の機会を守り、すべての人に安心と安全をもたらす社会を実現する」としている。その上で、激変する安全保障環境から日本を守り抜くため防衛力の抜本的強化に取り組むとともに、日米同盟を基軸にわが国の平和と地域の安定を実現するとしている。また子育て支援に全力を挙げるとともに経済あっての財政との考え方に立ち、デフレ脱却最優先の経済、財政運営を行うとしている。さらに賃上げと人手不足の緩和の好循環に向け、生産性と付加価値の向上や実質賃金の増加を実現するとしている。能登半島地震をはじめとする大規模災害からの復興にも全力で取り組み、国民を守るための体制整備を進めるとしている。そして地方こそ成長の主役との発想に基づき、少子高齢化や人口減少に対応するとともに若者や女性の幸せと人権が守られる社会を実現するとしている。